Ubuntu 11.04 "Natty Narwhal" Minimal CDで軽量バージョンのUbuntuをインストールした後、レポジトリからPCManFM(0.9.8+git-6240436419-0ubuntu1)をインストールしました。Ubuntu 10.04の時は特別な設定をしなくても、リムーバブル・ディスクの自動マウントができましたが、Ubuntu 11.04では、パーミッション関係のエラーが出て、イントール後すぐには自動マウントできません。どうにかならないものかとGoogleで検索してみると、Arch LinuxのWikiページに設定の方法が丁寧に説明されていましたので、そちらを参考に設定したら上手くいきました。Arch LinuxのWikiページは英語ですし、Ubuntuと若干用語が違っている部分がわかりにくかったので、ここに方法をまとめておきます。同じ事でつまづいた方のお役に立てればと思います。
gvfsパッケージが必要
PCManFMの自動マウント機能を使用するには、gvfs-fuseという推奨パッケージかudisksというパッケージが必要なようです。私はPCManFMをaptitudeコマンドの--without-recommends
オプションでインストールしましたので、gvfs関連のパッケージがインストールされませんでした。udisksを用いた方法のほうが軽量なのでは?という期待を込めて(そんなに変わらないと思いますが...)、初めはそちらをインストールしてみたのですが、ゴミ箱機能が使えないようですので、gvfs-fuseのほうに切り替えました。
sudo aptitude install gvfs-fuse
PolicyKitの設定
前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。例のArch LinuxのWikiページを参考に、以下のように設定しました。
ターミナルで次のコマンドを入力します。
sudo vi /etc/polkit-1/localauthority/50-local.d/55-plugdev.pkla
私は55-plugdev.pklaというファイル名にしましたが、.pklaで終わるファイル名なら何でもいいようです。
Arch LinuxのWikiにあるコードに少し変更を加えて、ファイル内に下のコードを書き込みました。
[Plugdev Permissions]
Identity=unix-group:plugdev
Action=org.freedesktop.udisks.filesystem-mount;org.freedesktop.udisks.drive-eject;org.freedesktop.udisks.drive-detach;org.freedesktop.udisks.luks-unlock;org.freedesktop.udisks.inhibit-polling;org.freedesktop.udisks.drive-set-spindown
ResultAny=yes
ResultActive=yes
ResultInactive=no
plugdevグループにユーザを追加
sudo usermod -a -G plugdev ユーザ名
PCManFMのGUI画面での設定
PCManFMを起動し、メニューの編集 > 設定 > ボリューム管理で自動マウントの機能を有効にしてください。
これで完了です。Arch LinuxのWikiページのおかげで助かりました。
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