
システムトレイのDropboxアイコンからフォルダを開こうとすると、なぜかAudacityというオーディオ・プレーヤーが起動してしまう。
ブラウザからフォルダやファイルを開きたいのに関係ないプログラムが起動する
もう随分前の話になりますが、3月の初め頃、ChromiumやFirefoxでダウンロードしたファイルを開いたり、そのファイルを含むフォルダを開いたりするコマンドが効かなくなりました。私の場合は、ファイルマネージャーのPCManFMが開かず、いつもAudacityというオーディオ・プレーヤーが開くようになりました。システムトレイのDropboxアイコンを右クリックして、フォルダを開こうとするときも同じでした。
私のLinuxデスクトップの環境を簡単にご紹介しますと...
- OSはArch Linux
- Openboxを使用し、GnomeやLXDEなどのデスクトップ環境はなし
- ファイル・マネージャーにPCManFM
といった具合です。
以前、対処した方法
このような挙動は以前にも発生したので、Ubuntuフォーラムのスレッド([SOLVED]Chromium "show in folder" and download in Lubuntu)を参考にして解決しました。具体的には、ターミナル・エミュレーターで、下のコマンドを実行しました。
- sudo ln -s /usr/bin/gnome-open /usr/local/bin/xdg-open
LinuxのChromiumなどのブラウザは、このxdg-openでファイルやフォルダを開く仕様らしいのですが、/usr/binディレクトリにそのファイルがないため、/usr/local/bin/xdg-openというシンボリックリンクを作成し、/usr/bin/gnome-openに向ける必要があるということでしょうね。
対処したはずなのに...
/usr/bin/gnome-openファイルがない?
「なんでまたAudacityが開くようになったんだ〜ッ!?」などとつぶやきながら、/usr/binディレクトリを見てみると、gnome-openというファイルがなくなっているではありませんか。
呆気なく解決 - gvfsのアップデートが原因ではないか?
しかし、代わりにgvfs-openというファイルを見つけたので、そちらにシンボリックリンクを作成したところ、呆気なく問題は解決しました。
- sudo ln -s /usr/bin/gvfs-open /usr/local/bin/xdg-open
憶測でしかありませんが、今月の上旬、gvfsがバージョン1.14.2-3から1.14.2-4にアップグレードされた際に、このように仕様が変更したのではないかと思っています。その真偽はともかく、LubuntuやArch Linuxをご使用の方で、私と同じようにウェブ・ブラウザなどからファイル・マネージャーが開かなくなった場合は、上述の方法を試してみてください。
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